製造業界では、シーケンス制御を用いた機械によって食品や生活用品、自動車などが作り出されています。
機械技術の進化により、一定の品質を保持したまま需要に応じた数の製品を安定して製造出来るようになりましたが、機械の安全性に関してはこれからも研究が必要です。
機械設計請負業務を行っている当社が、機械に求められる安全性についてご説明致します。
機械と人の距離
ほとんどの製造工程を機械でまかなっていたとしても、操作する人がいなければ機械を動かす事が出来ません。機械と人は常に近い距離にあるため、機械を操作する人の安全を考慮した機械設計が求められます。機械と人の事故といえば、点検中の誤作動や機械との衝突などの例が挙げられますが、このような事故は機械と人が接する時間が長いほど発生リスクが高まります。
機械の安全性を高める方法として、人と機械の作業空間を隔離する方法があります。機械と人が接する時間を最小限に抑える事で事故のリスクも低下し、安全性が高まります。
もしもの時の安全対策
世の中には、まったくミスを起こさない完璧な人間などいません。それと同じように機械も故障することがあります。その、ちょっとしたミスや不注意、機械の誤操作がきっかけで事故は起きてしまうのです。いつ、誰が、どの場面でミスをするか、または故障してしまうかは予測する事は不可能です。
そのような場合でも、インターロックや配線用遮断器といった安全装置を機械設計に取り入れる事で、ミスが起きても作業者の安全が確保出来ます。
機械の安全性は企業の信頼に繋がる
日本の製品は高品質で安全というイメージが強く、海外でも高く評価されています。これは日本の企業にとって非常に喜ばしい事ではありますが、「安全で当たり前」という認識が根付いてしまっているため、製品に少しでも不備があると一気に信頼を失ってしまいます。
要するに、機械の安全性を高める事が、消費者から信頼を得る事に繋がるのです。
当社では、兵庫県明石市を中心に機械設計や電気・計装設計請負業務を行っております。機械の構想設計や油圧配管図、CAD図面作成など幅広く承っておりますので、兵庫県内で設計請負業者をお探しの方は当社へお問い合わせ下さい。